「金利が上がるのが心配なんです!」と言うご相談がありました。
果て?
金利は将来上がるのでしょうか。
金利が上がると一番困るのは誰でしょうか?
*住宅ローンを借りている方
もっといますよね。
*銀行から融資を受けている方
ですよね。
でも、もっと困る方がいます。
誰でしょう?
・・・
・・・
・・・
それは、
日本国家!!!
「なんで、金利が上がると国が困るんだよー!」
はい、不思議ですよね。解説しましょう。
日本の財政予算を見てみましょう。
2015年のですが、2番目に多いのが
国債費
です。
国債費の内訳は、
利払費等と債務償還費
ですね。
はい、ここで「利払費等ってなんだ」となります。
利払費は国債を発行した時のクーポンレートに関係して来ます。
つまり、金利が高い時に国債を発行すると、将来の利払費が多くなってしまいます。
そうなると、国家予算の国債費部分が更に多くなり、日本の財政が最悪破綻することになってしまうんです。
このため、金利を上げたくてもあげれない状態が続くと思われます。
結果、将来金利は上がらないでしょう(個人的な予想でしかありません)。
もう少し分かり易いのがこちらのグラフ。
財務省が掲載しています。
まずは歳出(出るお金)
そして、歳入(入るお金)
良く見てみましょうね。
歳入で「新たな借金」は、
34兆円
では、歳出で「借金の返済と利息」は、
23兆円
差し引き 11兆円 の借入が増えているじゃん!
え、これってどういう事?!
財務省が家計に例えています。
生活費が毎月足りないので、借りて賄っている状態!
おい、おい、誰ですか?
「国がこの状態なら、うちだって同じで大丈夫!」
なんて考える人。
それは大きな間違いですよ。
~続く~
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